マインド・サイエンス独自の催眠療法

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心の病と睡眠とメラトニン(体内時計について)

心の病と眠りの関係
眠りが阻害されると、人の脳は正常な働きを維持できなくなっていきます。
そうなると心の病と呼ばれる、いろんな精神的・身体的症状が発生してきます。それは避けなければなりません。
人の脳細胞は常に修復されています。
脳を最適に保つ為の修復と休息には、正常な睡眠(深い眠りの時間)が必要なのです。


眠りとメラトニン
セロトニン の重要性を説明しましたが、このセロトニンは、夕方から夜にかけて強い光が視神経を刺激しなくなると、脳の中心部にある松果体という部位でメラトニンに変化します。
メラトニンは睡眠を誘発する物質といわれ、朝方に寝室の部屋が明るくなるとまたセロトニンに変化しその日の活動に活力を与えてくれます。


体内時計のリセット
セロトニンは夜間に多く分泌されるホルモン、メラトニンへと代謝されることからセロトニンが睡眠の周期性に関係していることを示します。
朝日を浴びたり、視神経を通じて強い光を一定時間受けると体内時計がリセットされ、14時間後ぐらいに強い光を浴び続けなければメラトニンが分泌されはじめます。それによって人は眠気が生じてきます。
日中のセロトニン量が十分に脳内に確保できていれば、メラトニン量も満たされ、自然な深い睡眠へと私たちは導かれていきます。
しかしながら、日中をストレスにさらされて過ごすと、セロトニンの消費が多くなることで、メラトニンの量が確保できなくなり、睡眠障害を起こすことになります。
睡眠中はメラトニンへと変化することでセロトニンの分泌は少なくなっていき、レム睡眠中は、セロトニン神経からのパルスが停止し、脳内に全く放出されなくなります。
朝になり段々とセロトニンが分泌され始める(メラトニンがセロトニンへと変化し始める)と夢を見ていることに気づき始め、意識が目覚め始めます。そして、徐々に覚醒に必要なその他の脳内ホルモンの変化も起こってきます。


脳から出る「睡眠薬」メラトニンは、日中にセロトニン神経を活性化させていないと夜になっても充分なメラトニンがつくれずに不眠や眠りが浅い状態になってしまいます。こうした睡眠中のメラトニンの分泌不足は避けたいものです。


脳内物質メラトニンは睡眠以外にも重要です。ガンを防ぎ、抗ガン剤の副作用を緩和します。免疫系を強化、細胞の損傷を防ぎ、腫瘍と白内障の進行を防止など様々な病気に対して抵抗力を高めます。不眠症を治し、血圧を下げる。心臓病を予防する。アンチエイジングといわれる若さを約束してくれるなど不老長寿の秘薬とまでいわれています。


寝る時間や起きる時間が不規則な(シフト勤務などの)人は、寝ている時間帯に部屋の中に太陽光などの光が入らないように遮光カーテンを使う方が良いでしょう。ただ、自然に部屋が明るくなって目覚める方が快適な目覚めには理想的ですが、そうできない人の場合、起きる時間までは光がない方がメラトニンの働きの恩恵を充分に受けることができます。そうしなければ、いくら寝ても十分なメラトニンが分泌されず、身体の疲れは取れにくく、アンチエイジング(抗老化)の効果もなく、活性酸素の処理も不十分で溜まり、肌荒れや内蔵などの老化が進み、老け込むだけではなく多くの場所で病気の原因となるでしょう。寝ている間は光を避けて暗くすることを心がけてください。

光とセロトニン、メラトニンの関係 ≫≫≫
 
 
 
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